【第116号】現役深志生への期待

先日5月13日付信濃毎日新聞の記事「松本深志高と地域 協議会」を読んだ。

以下リード文をそのまま書くー(略)合同の協議会「地域フォーラム 鼎談深志」の設立に向けて準備を進めている。近年、同校の応援練習や部活動で出る音などに対して住民の苦情が目立つことから、生徒有志が昨年度、住民との意見交換を2回開催。学校と地域が恒常的に話し合える場を設けてはーとの声が出て、検討が始まった。災害時の連携なども目指し、27日に設立会を開きたい考えだ。(リード文終わり)

その後、「タウン情報6/2」で「鼎談深志 発足」が報道された。

高校生も、住民も、互いの不満を越え、相手に理解を求め、よりよい方法を繰り返し繰り返し改善策を求め、アンケートまでやっている。100件を超える住民宅を訪ねたとある。

実は、最近の世の動きを、なぜ?困ったもの・・などと考えている中で、暉峻淑子の著書「対話する社会へ」を読んだばかりだった。本の帯には「戦争・暴力の反対は平和ではなく対話です」と書かれている。その言葉を生涯実践してきた人の言葉なので具体的でわかりやすい。

そうだそうだと、この本を読みながら抱いた希望と同様のモノを、現役深志生の行動に読み取ることができてうれしい。応援したい。

ところで、応援団のスタイル自体(音、練習方法も含め)を再考してもよいのでは?とも思います。伝統の魅力や大切さも理解したうえで・・・

筆者紹介 : 太田 正子