【第81号】一新された同窓会報

師走の19日、深志教育会館で『深志同窓會々報』復刊第22号の封入作業がおこなわれた。会報2万4000通余を一気に封筒に入れるという作業だ。通常なら、年に1回発行される会報だけを封筒に入れる作業だが、今回は、それに加えて『深志高等学校創立140周年記念事業広報誌』(オールカラー)と募金のお願い、そして住所を書いた用紙、この4種類を透明の封筒に入れていくこととなった。

午前中は、広報委員会会報部会の委員と、年次回の有志30人ほどで作業をしたが、午後からは在校生70人ほどが集って、ホールいっぱいになっての作業となった。一つの作業机に同窓生と在校生が3、4人ずつで班をつくって取り組んだ。私の班は4人、2時間半で約900通できた。

在校生が一緒になっての作業は今回がはじめてで、周年事業の委員会と会報部会が呼びかけてのことだった。同窓会員である在校生との交流、そして周年事業への参加を実感させるものとなった。こうした交流の場をこれからも続けてほしい。

この会報を見てほしい。A4版8頁、オールカラーである。今まではモノクロ4頁であったから、まさに体裁が一新されたのだ。画期的な変革といってよい。「140周年の歴史を辿り、同窓会の現況、母校在校生が様々な分野で活躍する姿を盛り込み、同窓生からは母校への熱き想いを寄せていただいた」と、あとがき「蜻蛉抄」に書かれている。在校生が寄せた野球部・地学会・音楽部の現況が掲載され、同窓会では各支部の現況・年次会とOB会の活動が載る。尚学塾も講師と在校生が原稿を寄せた。

『松中深志同窓會々報』第1号の発行は昭和34年3月1日、『深志同窓會々報』復刊第1号は昭和56年1月1日の発行だ。毎年1回の発行となったのは。復刊第19号(平成25年1月1日)からである。一新されて今回発行される会報は、わが同窓会での大きな画期となろう。

140周年を迎える平成28年(2016)1月1日発行の復刊第22号の会報は、元旦に配達される。

筆者紹介 : 小松 芳郎