【第71号】定時制新聞の発行と同窓会会報の発行

この7月に同窓生の方から、「深志高校定時制新聞」第1号をみせてもらった。昭和30年10月7日金曜日の発行で、A3版4頁の新聞である。「継続はそれ自体一つの価値であるという。この新聞もその発行目的にあるように今後の生徒会活動の為に永く継続して寄与するよう希う」と、生徒委員長が書いている。「新聞と名のついたものはこれが始めてである。時あたかも第8回新聞週間のさ中に創刊されたことは意義深い」と、発行兼編集が書く。9月に定時制図書館が竣工され、「図書館新装なる」「図書館利用を望む」などの見出しが躍る。「全校友の結晶を集めて、第7回六華祭華々しく開く」と、九つの部長の抱負が載る。

以後、何号まで発行されたのかは手元にないのでわからない。深志高校に保存されていれば見てみたい。あわせて、深志高校生徒会の新聞も、創刊当時から保存されているだろうか。

ところで、わが「深志同窓会々報」は、今年の1月1日で復刊第21号を数えた。第1号から11号までの発行年月日と、主要テーマを紹介しよう。復刊第1号(昭和31年1月1日)。第2号(35年3月14日。初の同窓会維持総会開催)、第3号(36年2月10日。同窓会館建設決まる)、第4号(37年3月15日。単位集団の動き活発に)、第5号(38年3月15日。岡田先生ごきげんよう、お願いします平林先生)、第7号(63年4月30日。110周年記念事業の報告)、第9号(平成4年2月20日。120周年へ「夢」ふくらむ)、第11号(6年5月25日。120周年事業スタート、同窓会長・生徒会長対談)。

このなかで、第1号・6号・8号・10号が、同窓会事務局に遺されていない。お持ちの方は、同窓会までお知らせいただけたらと思う。

第12号からは、120周年事業、130周年事業を中心として発行され、第19号(平成25年1月1日)からは、毎年1回の発行となった。次号は来年発行される復刊第22号となる。

筆者紹介 : 小松 芳郎