【第228号】追悼文

 昨年、広報委員長小松芳郎さんと会報部長水野好清さんお二人が相次いでご逝去されました。

 お二人とも長年にわたり松本深志高校同窓会事業にご尽力いただき、その功績は計り知れません。この「トンボのめがね」に寄せていただいたコラムの数々もお二人の偉業の一つでした。130号から、小松芳郎さんと水野好清さんに月2回交互に執筆いただき昨年まで掲載してまいりました。振り返りますと小松芳郎さんは114本、水野好清さんには50本のコラムを同窓生のもとへ届けていただきました。

 小松さんの緻密な資料の読み込みや取材、水野さんの独自の視点・視座から送り出されるコラムは、毎回、短い文章の中にキラリとした輝きと深みを感じさせて頂きました。このコラムの読者の一人として、改めて才能ある先覚者を失った悲しみに耐えません。

さて、とんぼのメガネは、お二人のご逝去にともない2022年12月まで掲載休止しておりましたが、この間、広報委員会では、これからの編集方針について協議してまいりました。結論として、小松、水野両氏の遺志を引き継ぎながら、「同窓生が広く情報を発信するコラム」として、「トンボのめがね」を再出発させることといたしました。

そして、同窓生の皆様に広く執筆を依頼する初年となる本年2023年は、卒業30周年・50周年の周年事業の一環として行われている「尚学塾の特別授業」を担当する皆様に執筆陣に加わっていただきます。

周年行事の際にご依頼いたしましたところ快く玉稿をお寄せいただだきました。そこで、2月よりコラムを掲載し「とんぼのメガネ」の連載を再開いたします。

 この機に、改めて小松芳郎さん、水野好清さんに心より哀悼の意を表しご冥福をお祈りいたします。合掌

長野県松本深志高等学校同総会
広報委員長  林  直 哉