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皆さま、こんにちは。32回卒業の小林美代子と申します。
大学では経営学を専攻、帰郷して就職したのはコンピュータでプログラムを作る会社でした。当時のシステム開発は、汎用機(大型機)からオフィスコンピュータと呼ばれる中型機での開発が主流で、その後ワープロ専用機やパーソナルコンピュータ(パソコン)が登場します。
NECのパソコンPC-9801を購入するやパソコンの楽しさに魅せられて、Apple社のMacと出会いOSやコンテンツに感動するうちに、「パソコンに関わる仕事がしたい」と思うようになり、パソコン講師としての人生が始まりました。専修学校に転職して学生にパソコンを教えるほかにも、地域や団体のパソコン講習を引き受け、多くの受講生の皆さんにパソコンの使い方や楽しさを伝えてきました。
最近では、スマートフォンやタブレットも登場し、障がい者や高齢者の支援ツールとしても活用が広がってきました。
たとえば、発声が不自由な方には入力した文字を音読してくれるアプリが、目が不自由な方には触れたところを音読してくれる「ボイスオーバー」等の機能やカメラを使って色や明るさ、お金などを識別してくれるアプリがあります。また、移動が難しい方でも、Amazonなど通販サイトを使って好きなものを購入したり、YouTubeやストリートビューで旅気分を味わったりできます。小さい文字が読みづらいというご高齢の方には、「カメラ・写真」と「ピンチイン・ピンチアウト」の操作を覚えていただくだけで活用が広がります。「LINE」で送られてくるお孫さんの写真に返信ができるようになったと喜ぶ方もいれば、「LINE」のグループの機能をお伝えすると高齢者の仲間同士でしてグループを作り連絡用に活用する方もいらっしゃいます。
しかし、例えば「経路案内」と「ボイスオーバー」を併用して道を歩いていくと、入口側でない建物横に案内され困惑したり、更新や機種変更で使い方がわからなくなったりと問題も多々あることに気づかされます。
次から次へと、新しい機器やアプリ・ソフトが登場します。でも、使うのは人間です。その人の便利さや感動につながるような使い方ができるように、私はこれからも多くの人たちに関わり続けたいと考えています。
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