【第126号】SNS通信機器など

この欄を引き受けてしまってから1年がたった。「とりあえず1年」とのつもりだったが・・・

など、あれこれ思いめぐらせていて、手紙は嫌いではないのになぜ気が進まないのか?やはり「紙」の時代の人間なのだと改めて自覚する。

ブログ、ツイッター、facebookも一度はやってみた。しかし「リスクの話」が増えてきて、いやだと思ったことがきっかけでやめている。

「net社会」というけれど、文字通り「もう一つの社会」が存在するのだ。その社会を私はやはり理解できない。無知ゆえにどんなことが起きてしまうのかが怖い。その世界では幼児だ。

地方紙にコラムを書いているので、それに対する文句も励ましも見知らぬ人から届くけれど、それは皆「紙」で届く。だから相手が「人間」と思える。でもここでは・・・なんと表現したらよいかもわからず・・・「暖簾に腕押し」というのはあまりに似つかわしくない言葉で・・そんな表現しかできない。幽霊相手にしゃべってるというのか・・・

子供のころは、黒いダイヤル式の☎電話。

自営業のような家だったので、周囲より早く設置していたから、近所の人が「電話貸してください」と来たり、かかってきた電話を呼びに行ったりした。その後、ファクス、コピー機、ケータイ電話・・・20年ほど前にスタッフが「パソコンが必要・・」と言ったときは「そんなものなくても仕事はできる・・」と応えた。

仕事上仕方なくパソコン、スマホは使っている。でも4歳年上の友人が先日「パソコンのメンテナンスに時間とお金がかかるし、今度不都合起きたら、すべて手紙にするから」と言うのを聞いて、納得、「よい暮らしになる」と思っている。

筆者紹介 : 太田 正子