【第188号】新しい生活様式

 我々の暮らしは緩やかに変化するものだと思っている。かつて、戦後を迎えた日本は大きく変化した。当時を振り返って、価値観の転換に戸惑いを覚えたという声を聞いたことがある。松本中学から深志高校への転換はその象徴であったように思う。その後、民主化、高度経済成長、バブルとその崩壊。米ソの冷戦の終結、そして21世紀と時代は進んだ。世界の情勢も大きく変化してきた。

 昨今のコロナ騒動を振り返ると、当初は医療崩壊への対応による極端な外出自粛。そして、見えてきたのはテレワーク、オンライン〇〇などIT産業へのシフト。考えてみると、資本主義の利潤の追求には常に限界性があり、イノベーションによって乗り越えてきた。今、まさにその真只中にあるような気がする。
 新しい生活様式が目指すものは何か、どうも何か意図的なものがあるような気がする。
なぜ、マスクをしなければならないか。ソーシャルディスタンスの弊害はないのか。そもそも正確な情報公開はなされているのか。曖昧な情報の中で不安が増し、それによって規制が強まり、自由が奪われつつあるのではないだろうか。

 これから生まれてくる子供たちがこういう時代のなかでどのように育っていくのだろうか。大人が敷いたルールに従って育っていかざるを得ない子供たちの未来について、果たして新しい生活様式が幸福をもたらすのかどうか十分に考えなければならない。保育園児がマスクをせずにのびのびと過ごす姿を見たいものだ。

筆者紹介:水野好清

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