【第156号】スクールカースト

中学生からスクールカーストという言葉を聞いた。ゾッとする言葉である。クラスのなかに第一軍、二軍、三軍そして圏外というグループがあるとのことだ。クラスのなかで隅のほうにいると圏外に属するらしい。その中学生は、そのグループが存在することに違和感を覚え、そのクラスにいることが嫌になったとのことであった。それにしてもスクールカーストとは嫌悪感すら覚える。

調べてみると、この言葉は1990年頃から使われているらしく、最近では一般的に知られる言葉のようだ。当時、ある種の平等主義から学業成績や運動能力という基準ではなく、リーダーシップや明るさなどの基準によってグループ化のメカニズムが変化するなかで形作られてきたようである。

高校生の頃の記憶を掘り起こしてみると、そもそもクラスに縛られることはなかった。担任の先生には甚だ失礼な話だが、2年生からホームルームにはほとんど顔を出した記憶はない。それ自体問題だが、学校での活動の起点は、部室にあった。スクールカーストに当てはめると圏外だったのかもしれない。

その割に学校生活は楽しかった。同時に大きな顔をして学校中を歩き回っていた。中学生の頃も、図書館や保健室などクラス以外で遊んでいた。スクールカーストなどという恐ろしい言葉はやめて、もっと広い世界の中で生きることができればいいのにと思う。それにしても、高校生の頃のトイレはあまり好きではなかった。

筆者紹介 : 水野 好清

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