「振り返れば、6月1日の県立高校通常再開以降、一人の感染者も出さずに過ごすことができたことは幸いなことだったなと思います。学校生活における『三密回避』とこまめな手洗い・手指消毒等、生徒の自覚と協力のおかげです。『安全・安心』を第一に考えるという基本的なスタンスは、コロナ発生以来、変わっていませんが、『安全』の基準は少しずつ変わり、当初の感染確認以来、様々な経験知も出てきました。」
9月26日におこなわれた同窓会に配布された「松本深志高校の近況」に紹介されている、学校長発行の『ゆくて遥かに』(令和2年9月23日 第125号)のなかの一文だ。
新型コロナウイルスの感染は、まだまだ予断を許さない。100年前のスペイン風邪大流行時をみても、すぐには終息しないだろうから、身近なところから注意していくしかない。
同じ号に、学校評議員会についても紹介されている。
「学校評議員制度は、地域や学校関係者の方々に、学校の活動について直接ご意見をうかがう機会を持ち、学校運営に参画していただこうと、平成14年4月から、すべての県立高校で実施されています。具体的には、学校運営に関して、保護者や地域住民の方々の意向を把握し反映すること、保護者や地域住民の方々の協力を得ること、学校運営の状況等を周知するなど学校としての説明責任を果たしていくこと、といったところです。「開かれた学校づくり」の一環としてスタートしています。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、年度初めに開くべき第1回目の会が持てませんでしたが、ようやく14日の午後、開催できる運びとなりました。」「意見交換の時間にマスクを着用しての授業は先生も生徒も大変そう、生徒はみなまじめに授業を受けていて、さすがだと思った、等々、貴重な声をいただきました。」
私も、何年か前に学校評議員になったことがあるが、授業を参観して、自分たちの頃との違いに驚いたものだ。