【第159号】平成最後の年度末に

平成31年(2019)3月、平成最後の年度がおわる。深志20回(昭和43年-1968-)の私は、平成になってから同窓会の活動にかかわってきた。『深志140年のあゆみ』には、学校と同窓会の動きがまとめられている。平成期は、年表で7頁分だ。

平成元年4月から31年3月まで、校長先生は12人を数える。同窓会長は、花岡堅而氏(~平成9年)、穂苅甲子男氏(~20年)、中嶋嶺雄氏(~25年)、井上保氏の4人。

平成8年10月には、創立120周年記念式典がおこなわれ、『深志人物誌Ⅱ』と『会員名簿』が刊行された。18年8月には、生徒も同窓生も利用できる深志教育会館が竣工。10月7日には、130周年記念式典を挙行、『深志人物誌Ⅲ』と『会員名簿』が刊行された。そして、28年10月15日には、140周年記念式典が晴天のもとで挙行された。同窓会『会員名簿』を刊行。同窓会資料室も内装をかえてオープンした。150周年は2026年、7年後だ。

『深志同窓會々報』は、平成になってからは第9号(4年2月発行)から、今年1月の発行で第25号となった。第19号(25年1月発行)からは毎年1回の発行となった。『会員名簿』も、平成3年から5年おきに発行されてきている。この周期でいえば、次の発行は2年後の2021年だ。新入生が同窓会の新会員だから、そのたびに会員が増えて、だんだん厚くなるので、そのたびに編集が工夫されている。

学校では、第二棟と昇降口などの解体工事完了が平成10年8月、新第二棟等の使用開始は2年後の2月だ。同年11月に校舎竣工記念式典がおこなわれた。とんぼ祭が夏休み前の7月に実施されるようになるのは、平成9年から。ちなみに、第60回記念とんぼ祭は19年、70回は平成29年だ。管理棟普通教室棟と講堂が登録有形文化財になったのも、平成のうちだ。つぎの時代にも、これらの学び舎を遺し伝えていってほしい。

筆者紹介 : 小松 芳郎