【第137号】桜の宴と志音会

この4月8日(日)午後6時から、深志教育会館で、同窓会蜻蛉乙女(あきつおとめ)委員会と同窓会事務局主催の「桜の宴」が開催された。この宴は、昨年も4月8日(土)だったが、桜の開花はまだだった。私の日記によると、昨年は4月15日に松本城の桜が満開で、深志教育会館の桜の満開は17日だった。中山霊園の桜の満開は4月23日だった。

今年は4月1日午前8時に、松本城の桜の開花宣言。翌日には満開近くなった。教育会館の桜も2日には満開になったという。今年の桜の開花の時期は、記録的な早さだ。

開宴前に、深志高校の周りの桜を観てまわった。4月の入学まもまく、この桜のもとで、弁当を食べたことを思い出した。あれからちょうど50年が過ぎる。

桜の宴に、志音会による演奏があった。照明に映える桜の花をバックに、大勢のメンバーの演奏は見事だった。

志音会は、深志高校音楽部のOB会で、卒業生と音楽部在籍者を合わせ約900人で構成され、合唱団とオーケストラを擁するという。平成8(1996)年の母校創立120周年記念演奏会では、指揮者・ソリスト全員、合唱・オーケストラメンバーの多くを会員で構成し、ベートーヴェン作曲交響曲第9番などを演奏し、それが現在の活動の基となったとのことだ。

平成18(2006)年には創立130周年記念演奏会をおこなった。さらに、平成25年には、志音会創立60周年記念演奏会がおこなわれた。オーケストラとしては、平成17年に第1回志音会オーケストラ演奏会を開催している。

これまでに、深志高校陸上部OB会「天馬会」記念式典、15回卒業年次会「あきつ会」記念式典などでも演奏してきている。

演奏を聴きながら、これまでの歩みに感動しながら、聴き入った。

花見といえば、深志17回生のみなさん14人が、県内各地から参加して、4月10日に波田の安養寺で観桜会がおこなわれたと、新聞にでていた。

今年の桜の季節は終わった。来年の4月、また桜の宴で。

筆者紹介 : 小松 芳郎