1枚の写真にゴルファーが納まる。松中69回と深志3回、21回の2人の計4人が並んでいる。茨城・大洗ゴルフ倶楽部での秋の1日を切り取った。
昭和28年開場の名門コースで、目通りの直径30㌢以上の松が約25,000本。うち樹齢約100年の巨木は1,000本以上もある。海風が渡る広大な和風庭園の中を歩く気分だった。
大先輩2人はいずれもその道で知られる方だが、経歴や間柄を説明するには紙幅が足りない。穏やかな口調と洗練された物腰。「さん」付けで呼び合い、年下に対しても決して偉ぶらない。こういう人たちの存在がクラブの品格と風格を高めるのだ。
ゴルフ場ではすべてのプレーヤーがプレーヤーとして平等の立ち位置にある。職業や上下関係、取引上の付き合い、有名、無名の別などは一切関係ない。
ゴルフができる身はそのこと自体に感謝したい。健康、家族、仕事、仲間…。そうした恵みがあってこそのフェアウエーだ。
創立140周年記念の同窓会・チャリティーゴルフコンペが節目の年に安曇野・穂高カントリークラブで開かれる。先輩、後輩の年次を越えた交流の広がりが、次代へと向かう同窓会の活力につながる。