【第34号】乙女のお茶会

元日に届いた年賀状の束の中に「深志同窓会の蜻蛉乙女の会に出席しました」と記された1枚があった。8回卒の先輩女性から頂いた賀詞の添え書きだった。

同窓会の委員会組織「蜻蛉乙女」が主催して初めて開いた「乙女のお茶会」を指していた。事務局を長く支え続けた小野知子さんを囲む会で、仲間とともに再会を喜んだ。先輩女性と小野さんは8回生。お茶会参加者の笑顔が同窓会の公式ホームページ(HP)と会報の最新号に載る。

8回生というと女子生徒がまだまだ少なかったころである。校歌斉唱のときは「蜻蛉男児(おのこ)に栄えあれ」という歌詞を「あきつおとめ」と替えて歌った。8クラスのうち3クラスにしか女子がいなかったので、男子ばかりのクラスは遊説隊を結成して全クラス「共学」の実現を訴えたそうだ。お茶会は赤とんぼにまつわる思い出話で盛り上がった。

同窓会には「交流サイト」の機能がある。「女性のみなさんがでしゃばるというのではなく、それとなく支え合いながら何かを企画していくなんて素敵ですね」。小野さんの同窓会ロマンだった。その活性化を促す蜻蛉乙女の羽音に、もっと多くのとんぼが舞い寄ればいい。

筆者紹介 : 伊藤 芳郎

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